いまから20年前…「整体知恵袋.com」

痛みがなくても定期的に通いたくなる
治療院を創る手書きはがきの匠　田中博康です。

もうそんなに経つんですね…

その一報を受けたのは、

ちょうど、専門学校の授業が終わり、

帰り支度をしている時でした。

まだスマホでもない、

ケータイ電話も2割くらいしか普及していない、

専門学校の同期が持っていたケータイ電話は

まるで、電卓のようなものでした。

わたしはようやくピッチ（PHS）にしたころ。

この年の夏くらいから

「ｉモード」が出始めたので、

まだまだＥメールなんてない時代。

（ショートメールはありましたが）

20年前とは、そんな昔とは思わないけれど、

こうして文明の利器を考えると、

遥か昔のことのようですね。

「あれ？家から電話だ」

実家に住んでいたので、

滅多に親から電話なんか

かかってこないのに何だろうか？

電話を出ると、母親からでした。

電話の向こうの声はなんだか

あわただしい感じが伝わってきます。

一刻でも早く、何か伝えたそうでした

母親が伝えたかった事、

それは、昭和が生んだ名レスラー

ジャイアント馬場さんが亡くなった、と。

「えぇ～!!だって先月（12月）の頭に
武道館、見に行ったじゃん!!」

「悪役商会と休憩前に試合してたじゃん!!」

「そんな人って短期間で具合、悪くなるの？」

「これから全日（プロレス）はどうなるの？」

色んなことが頭を駆け巡りました。

実はその前日、

ウルティモ・ドラゴンというレスラーが

メキシコで作ったプロレスラー養成学校、

闘龍門の1期生が後楽園ホールで

旗上げ興業をしています。

この団体は今ではドラゴンゲートと

名前が変わっていますが、

昔のレスラーになるための基準である

185㎝以上、というのを無くしたと、

言ってもいい団体です。

今では「プ女子」と呼ばれる

プロレス好きの女子たちがハマっている

新世代のプロレス団体です。

そんな新世代プロレス団体の

旗上げ戦の翌日に

昭和の名レスラーが亡くなる…

プロレスの歴史書が書かれていたら、

98年の4月に猪木さんが引退、

99年の1月31日に馬場さんの逝去、

99年の1月30日に闘龍門の旗上げ…

間違いなくこの99年の年頭は

「章」の終わりと「章」が始まる、

そんなページになるかも知れません。

改めて、合掌。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

痛みがなくても定期的に通いたくなる
治療院を創る手書きはがきの匠　田中博康
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