おすすめの本を紹介します「整体知恵袋.com」
整体知恵袋の田中です。
前回、専門書の正しくない読み方を
お話をさせていただきましたが、
今日は、お勧めの専門書を紹介したいと思います。
※あくまでも田中レコメンドになるので、
こんな本を読んでいる(読んでいた)のか。
と参考程度にしておいてください。
何はともあれ、私が学んでいる整体、
身体均整法の本から。
【身体均整法】
●黒川ノート(たにぐち書店)
黒川靜雄先生のセミナーをまとめた本。
この本を読んだ時、驚愕しました。
なぜなら、均整の専門学校で
教わっていないことばかり書いてあり、
「通学した2年間はなんだったんだ!?」
と思うくらいの内容だったからです。
購入したのは2002年くらいですが、
今でも頻繁に読んでいますし、読めば読むほど、
気づかされることが多い本です。
実技が多く載っているので、
すぐにでも使えるテクニックがたくさん。
1万円ですが十分に元が取れます。
●野村ノート(身体均整法研究所)
身体均整法の創始者である亀井師範から
教えを受けてい佐賀県の野村宣之先生が
当時の勉強会のテープを聞き返し、
文字起こしして、清書、イラストを加え、
後学者にも分かりやすく説いた本。
全部で20冊以上あり、各本によって
金額がバラバラ(2,000円~12,000円)
「痛みの処方」だけでも
かなり役に立つと思います。
昭和40年代、すでに均整法では、
「仙腸関節が変位すると…」
という話をしています。
●正体術健康法(たにぐち書店)
身体均整法の考えのベースにも
なっている高橋迪雄氏の復刻版。
昭和一桁の時代、高橋氏のお弟子さんが
書き留めた臨床日記が元になっています。
橋本敬三先生の操体法の原典とも言えるもの。
●身体均整法(不味堂)
“赤本”と呼ばれる本。
身体均整法のはじめの一歩が書いてある本。
身体均整法の技法の一つ、
「筋肉操縦法」のテクニックが
一通り載っています。
他には…
●身体均整法 講座集復刻版(1~7)
●身体均整法協会
機関誌復刻版(上・中・下)
(講座集と機関誌は、たにぐち書店でも扱いあり)
●均整教本
身体均整法創始者の亀井師範が構想していた
「均整法の教科書」の目次を書き残していた
亀井師範の弟子である坂本元一先生が
50年の時を経て制作した均整の教科書。
●類別克服法
各臓器の症状に対する対症法が載っています。
脊髄神経反射(スポンデロテラピー)の本。
現在、日本で手に入る唯一の
脊髄神経反射の本かも知れません。
【カイロプラクティック】
●カイロプラクティック概論
(たにぐち書店)
カイロプラクティックの基礎的なこと、
基礎的な矯正法が書かれています。
著者の鈴木正教先生は
身体均整法の専門学校卒業者。
ですが、
カイロプラクティックの大学を
卒業されていたり、鍼灸師でもあります。
平成のはじめに若くして
お亡くなりになっています。
【東洋医学系】
●灸療雑話
●鍼灸神髄
●指圧
●東洋医学見聞録(上・中・下)
【関節系】
●関節の痛み―手技による診断と治療法
初版(アメリカでの)が50年も前という本。
そんな時代にすでに
「関節のあそび」について書かれています。
写真は古い感じを否めませんが、
テクニックは今でも十分に使えます。
●手と足の関節の遊び検査法便覧
オステオパシーの雄、古賀正秀先生の本。
今でこそ、AKA博田法で、
「関節のあそび」ということが
言われていますが、
オステオパシーや均整法では
昔から「関節のあそび」の考えは
当たり前のように浸透していました。
【筋肉系】
●クリニカルマッサージ
(医道の日本)
各筋肉の場所、作用はもちろん、
その筋肉に対してのマッサージのやり方が
写真付きで解説されています。
【その他】
●トリガーポイントの探し方、治し方
(エクスナレッジ)
腰痛が起こる原因の筋肉の紹介、
それに対して痛みが出やす場所、
トリガーポイントの場所、
どんなことをしていると
その筋肉にトリガーポイントが
出やすいのか?など、細かく書かれています。
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この先は、
田中が整体業界に入った時に手に入れた本で、
今は入手困難になっている本
●Dr.ジョーンズのストレイン
カウンターストレイン
(ジャパン・オステパシフィック・サプライ)
写真が大きく載っていて、何をしていて、
どこにアプローチしているのか?が
見やすいです。
指や足へのアプローチは秀一です。
●オステオパシー誇張法
(スカイイースト)
冒頭は「関節のあそび」について
書かれています。
この本に載っている股関節の調整法は
座位で行うもので、かなり効果的な方法。
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【次点】
●全脊椎の作用と性質
(たにぐち書店)
黒川靜雄先生がまとめた
頸椎から尾骨の作用についての本。
脊髄神経反射や身体均整法の考えが
理解できていないと何も面白くない本。
●手技整形学(新星出版社)
どういった経緯でこの本が出版されたのか
分かりませんが、
後半の技術紹介の部分に
身体均整法の古典に載っているテクニックが
掲載されています。
いかがでしたか?
「持っている」
「読んだことがある」
と言う本もあったと思いますが、
基本、私は手技療法界で
こぞって読まれる本よりかは、
マニア受けするような本しか
読んできていません。
東洋系が多い理由として、
身体均整法が結構、経絡を使ったり、
澤田健先生の話をしたりしているので、
そうなってしまいました。
やはり、ベースになっているのは、
身体均整法なんで昔は、
「それ以外、興味はない」
と言う感じでしたが
最近は、トリガーポイントや
カウンターストレインの本も
読むようにしています。
何かの参考になれば幸いです。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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