今、痛くないから大丈夫なのか?「整体知恵袋.com」

こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
「先生、最近ちょっと足が痺れてたんですよ」
施術の前、
そんなふうに話してくれた患者さん。
「どの辺が痺れたの?」と聞くと、
「なんか…全体的に」──。
隣でそれを聞いていたおじいは、
「今、痺れてないなら大丈夫やないか」
と、語気強めにひとこと。
患者さんも、その勢いにつられて、
「あ、そうですよね」
妙に納得してしまった。
いやいや、
ほんとうにそれでいいの?
知覚神経の支配エリアは、
基本的に全人類ほぼ同じだ。
足に痺れが出た、というのなら、
そこには必ず
「支配している神経」
が存在する。
たとえ今、痺れが引いていたとしても、
その神経に何らかの負担が
かかっていたのは事実。
もし、
痺れ感が一番強かったエリアの椎骨に
わずかなズレや可動の異常があったとしたら?
それを放置していい理由は、どこにもない。
いま「症状が出ていない」からといって、
原因が消えたわけじゃない。
むしろ、
「症状が出にくくなった」今こそ、
根っこを探しにいくチャンスなんじゃないか。
痛みがピークのときには、
触るだけでも防御反応が起きる。
でも、
落ち着いてきた今なら、
より深く観察できる。
本当に腰が原因なら、
腰だけをやればいい。
でも、
「だいぶいいけど、まだ残る」
そんなふうに言う患者さんには、
目に見えない火種が、
まだどこかに残っている。
それを拾い上げるのが、
ワタシたち施術家の仕事だと思う。
「今は大丈夫」と、
安心するのは簡単だ。
でも本当に大事なのは、
その奥に潜んでいるかもしれない
「まだ消えていない問題」を、
ちゃんと見抜くことなんじゃないか?
だからこそ、
「今、痛くないから大丈夫」と、
簡単に安心してしまう前に
少しだけ、立ち止まってみてほしい。
本当に、
その奥に潜んでいる火種は、
消えているのか?
それとも
まだ、静かに、
そこに残っているのか?
違いを作れるのは、
いつだって、
【いま気づいた】人間だけだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【整体知恵袋メルマガ登録はこちらから】
姓
名
メールアドレス