内臓は本当に病院か?「整体知恵袋.com」

こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
「内臓は、ワシらにはわからん」
「それは病院のもんや」
おじいはそう言う。
昔も今も、ずっと、変わらずそう言う。
たしかに、
施術家が病名をつけることはできない。
医師法もあるし、線引きもある。
でも、だからって、
身体の中をまるごとスルーしていいのか?
と思うと、
そうでもないことが臨床ではよくある。
たとえば、首。
その回旋の動き。
C1〜C2、いわゆる環椎・軸椎の領域。
ここは迷走神経の中枢にあたる場所で、
右は胃の下部、左は上部に対応している
なんて話を身体均整法では言う。
実際、首の動きが悪い患者さんで、
「いやー、最近ちょっと食べすぎて…」
なんて言ってる人は多い。
もしかすると、
その『食べすぎ』による胃の負担が、
C1/C2の可動に影響して
「首が回らない」になってるのかもしれない。
でもそこを無視して、
「首が回らない?じゃあ、頸椎のC7/D1調整でしょ」
……ってやっても、
イマイチ変化が出ないケースはある。
もちろん、たまたまC7あたりが動いて
迷走神経への二次的な緩みが出て
結果的に改善する、という
『ラッキー施術』になることもある。
けれどそれは、
見抜いた結果じゃなく、当たっただけ。
施術家が
「見抜かずに手を入れる」ことを繰り返していて、
いいのだろうか?
ワタシは思う。
たとえ病名がつけられなくても、
たとえ医療ではなくても、
身体の中で、今なにが起きているのか?
患者さんの椎骨を通して、
それを感じ取ることはできる。
もちろん、内臓に関して、
手術しかない、というものもある。
それでも、手技の可能性って、
その「思い込みを超えた先」に
広がってると思うから。
「内臓はワシらの仕事じゃない」
そう言い切るおじいに、
心の中で、ちょっとだけ反論した。
いや、そうやって決めつけなくても、
それを感じ取ることはできるはずだよ。
と。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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