こんにちは 整体知恵袋のたなかひろやすです。 先日、友達が施術を受けに来てくれた。 彼の仕事はトレーナー。 ワタシよりムキムキでデカい。 しかも若い。まだ二十代。 いや、同じ人間なのに、 なんでこんなに違うんだろうって思うくらい、 体の圧が違う。 二十代ってひとくちに言っても、 デスクワークの人とは別物。 張りの質が違う。 張りの厚みが違う。 触った瞬間に 「あ、これは生活で作られた筋肉じゃないな」って。 で、その友達が言うんです。 「肩が痛い」 昔、部活で痛めたらしく、 そこからたまにぶり返すタイプのやつ。 こういうの、本人は 「昔の古傷」って ひとまとめにするんだけど、 体のほうは案外、今でも律儀に覚えてる。 施術を進めていくと、 彼がやたら質問してくる。 「そこ、なに?」 「なんでそこ触ってんの?」 「そこ、肩と関係ある?」 普通の患者さんなら、 たぶんこうは聞かない。 聞かないというより、 聞かなくても進む。 「先生が見てくれてる」って 前提があるから。 でもトレーナーは違う。 彼らは自分の体を 道具として扱ってるから、 理解しようとする。 触るポイントに納得したい。 理由が欲しい。 地図が欲しい。 で、ワタシはと言うと。 普段、あまり言語化できないタイプ。 「ここがこうで…」って 説明を丁寧にできる先生もいるけど、 ワタシは基本、手と目と反応で進める。 しゃべるより、先に体が答えるのを待つ感じ。 ……のはずなんだけど。 ここぞとばかりに、 急に饒舌になるワタシ。 「小胸筋がね」 「回外筋がね」 「筋連結でね」 「筋間中隔がね」 出るわ出るわ、専門用語。 自分でも不思議だった。 普段なら、患者さんの前で そんな単語、ほとんど出てこない。 出したところで、 相手の頭の中が「???」になるだけ。 でも、相手がトレーナーだと違う。 「あー、そこね」 「なるほど、筋連結か」 みたいな顔をする。 この瞬間、ワタシの中で 何かが緩むんですよね。 通じてる感が出た瞬間、 言葉が勝手に増える。 で、ワタシはさらに喋りだす。 でも、その時ちょっと思ったんです。 ワタシ、言語化が苦手なんじゃなくて、 相手に合わせて言語を 選んでただけなんじゃないかって。 専門家相手には専門家の言葉。 一般の人には一般の言葉。 あるいは、言葉じゃなくて体感で伝える。 つまり、 ワタシの中には 言葉が無いんじゃなくて、 辞書の棚が違う。 ちなみに、その日の施術は ちゃんと変化が出た。 肩の動きが軽くなって、 引っかかりが薄くなった。 で、最後に友達が一言。 「なるほな。 今日の話、ちょっと使えるねぇ」 こう言われると嬉しい。 普段の患者さん相手だと、 言葉を減らす方向が多い。 でも、たまには逆に、 言葉にしてみる日があっても いいのかもしれない。
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