難しい患者さんでも、引き受けよう「整体知恵袋.com」
整体知恵袋の田中です。
今日は「お願いごとは試されごと」を
テーマにお話させていただきます。
「こんな車、作れないよ」
クロネコヤマトが配送車をカスタムして
自動車メーカーに設計図を持って行き、
ヤマトの車を作ってもらおうとしたとき、
ほとんどのメーカーに言われた言葉です。
じゃあ、ヤマトは
どんな車を作ろうしたのか?
今でこそ街中でよく見る
ヤマトの配送トラック。
助手席は普通の車と同じで
開きのドアなんですが
運転席はスライドドアなんです。
これは、配送先で車を停めた時、
ドライバーが逐一、後方確認して、
ドアを開ける時間を節約するため。
頻繁に乗り降りするドライバーからみたら、
後方確認する時間さえ1日でみたら、
どれくらいの時間になるか、
想像に難くありません。
車体は低めにして、高さを作ることで、
ドライバーが荷物をピックする際、
中腰姿勢にならないようになっています。
運転で座りっぱなし、
荷物のピックで常に中腰でした。
これでは腰にいいことありません。
そんな過酷なドライバーに対して、
運転しやすい、作業がしやすいように
カスタムされた車を作ろうとしたのですが、
前述の通り、断られまくり。
でも、1社だけ
「やりましょう」
と賛同してくれたのがトヨタ。
完成した車をみた断った他のメーカーは、
「なんだ、
これくらいならうちでもできたのに…」
でした。
「前例がないから」と
断ってしまっていたんです。
そのあと、ヤマトは
常温の荷台にクール用の冷凍庫が付いた車や、
通常配送で多くのカスタムカーをトヨタに依頼。
トヨタはトヨタで
ヤマトから車の受注を受け続ける、
という独占的な契約を
取り付けることができました。
もし、先生が患者さんから
無理な要求があったり(どんな要求だ)
今の自分の施術レベルでは
対応できない患者さんが来られた場合など、
今回の話のように、継続的な通院、または、
その患者さんが色んな人を
紹介してくれるかも知れません
そんな不順な動機で
施術をしろとは言いませんが、
なにかお願いされるということは
何を試されていることでもあるので、
ひとまず、引き受け、やってみると
これまで得られなかったことが
得られる可能性大ですよ。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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