こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
仙腸関節は動かない関節――
そんな話を聞くようになって久しい。
その一方で、
「腰痛の原因は仙腸関節」
「仙腸関節調整で腰痛改善」
という話もある。
結局、どっちなん?という話。
仙腸関節調整と言えば、
やはりAKA博田法を思い浮かべる人も多い。
過日、整形外科医と思われる方がXで、
「AKA博田法は、
仙腸関節調整=腰痛とは言っていない」
という趣旨の投稿をされていた。
なるほど、と思った。
実際、AKA博田法は
“腰痛を治すためのテクニック”というより、
関節包内運動、滑り、遊び。
そういった“関節機能”を重視している。
つまり、
仙腸関節そのものが悪いというより、
“そこに機能異常が起きる身体の状態”
を見ている。
ここ、結構大事な視点だと思う。
この業界、いつの間にか
「○○が原因」
という単純化が起こる。
でも実際の臨床は、そんな単純じゃない。
ワタシ自身、これまで
“仙腸関節ありき”で
施術をしてきたわけではない。
むしろ、そこまで仙腸関節調整を
メインに据えてこなかった。
それでも最近、足関節や脚長差、
中枢との関連を見ていく中で、
「あぁ、結果として
仙腸関節に反応が出ているのか」
と思う場面が増えてきた。
つまり、
仙腸関節だけを見ているのではなく、
全身の連動の中で、
そこに結果が現れている。
だから、
仙腸関節を原因として固定するのではなく、
身体のバランスが崩れた結果として見る。
そのくらいの距離感の方が、
今のワタシにはしっくりくる。
仙腸関節を調整して変わる人はいる。
それは事実。
でも、
“仙腸関節さえやればいい”
になると、少し違う。
呼吸。
下肢。
胸郭。
頸椎。
坐位姿勢。
そういう積み重ねの中で、
結果として仙腸関節に
負担が集まっていることもある。
そう考えると、
仙腸関節は“救世主”というより、
身体の異常を映し出す
一つの窓口なのかもしれない。
結局のところ大事なのは
「どこの関節か」
より、
“なぜそこに問題が起きるのか”
を見ることなんだと思う。
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