チラシ撒くのは、人が来ないから?「整体知恵袋.com」

こんにちは 整体知恵袋のたなかひろやすです。 患者さんから言われたことがある。 「先生のとこって、 チラシとか入れないんですね。 近所の整骨院のチラシ、よく入ってますよ」 それを聞いて、 うちのおじい(=院長)はこう返した。 「人が来ないからチラシ撒くんだよ」 (←ちょっとドヤ顔気味で) たしかに、気持ちはわからんでもない。 「流行ってる院は、わざわざ 広告なんて打たなくても人が来る」 そんな理屈は、なんとなく正しそうに聞こえる。 でも、ちょっと待ってほしい。 人が来なければ、お金が入らない。 お金が入らなければ、チラシを撒く余裕もない。 本当に人が来ていない院は、 そもそもチラシを打つお金すら 無いかもしれない。 それを「人が来ないからチラシ撒く」で 一刀両断するのは、 ちょっと浅はかすぎやしないかと思う。 ふと、マーケティングの話を思い出した。 第二次世界大戦中、 イギリスではマーガリンの販売が制限された。 どの会社も、商品が出せない状態になり、 多くは事業を停止するか、 ただ制限が解けるのを待っていた。 ……一社を除いて。 その会社は、 商品が棚にないにもかかわらず、 ずっと広告を出し続けた。 当然、そんなことを していたのはその会社だけ。 そして戦争が終わり、 販売が再開されたとき── 市場のトップに立っていたのは、 その会社の商品だった。 その会社こそが、現在のユニリーバ。 この話をいま出すのは どうかと思うけれど(笑)、 でも伝えたいのはこれ。 ある程度の金銭的余力があるなら、 少なくとも自院のエリアには 出し続けた方がいいかもしれない。 なぜなら、 「人は思い出せる範囲でしか選べない」 から。 マーケティング用語で 「マジックナンバー(チャンクサイズ)」 という考え方がある。 人が一度に記憶しておけるブランド数は、 ジャンルによってだいたい3〜7個くらい。 つまり、患者さんの頭の中に、 自院がその「3〜7枠」の中に 入っていなければ── どれだけ腕に自信があっても、選ばれない。 人が来ない原因を 「技術がダメなのか?」と考える前に、 まずは 「そもそも認知されてるのか?」を 疑った方がいい。 ちなみにワタシ自身、 「広告出してません(ドヤ)」 って言う人に限って、認知の仕組みを 軽視してることが多いと感じてる。 腕に自信があるからこそ、 「知ってさえもらえれば来るはず」って 思ってるんだけど、、、 その知ってもらうってところが、 一番大事で一番むずかしい。 結論。 おじいが言う 「チラシは来ないから撒く」理論は 半分合ってて、半分ちがう。 来てない人に、 「いる」ということすら届いてなければ、 その人は一生、来ない。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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