服装と体の痛みは関連するのか?「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
ある日、患者さんが
院長(おじい)に質問しました。
「腰痛って服装とか関係ありますかね?」
こういう
“自分が興味ない話題”を振られると、
院長はだいたい
「…う〜ん、どうなんかね?」と
濁すのを私は知っています。
ですがこの質問、施術者にとって
大きなヒントを含んでいるんです。
服装は「歪み」を映し出してくれる。
実は、服装と痛み・姿勢の関係については、
昔の均整師の先生たちが研究しているんです。
服の着方ひとつで
体のバランスがどう崩れるか──
これを観察していたわけです。
「服装そのもの」も大事ですが、
ワタシが臨床でよく見るのは 服のシワ。
これが意外に、歪みを読み取る手がかりになります。
襟元の傾き
Tシャツのプリントが斜めっている
後ろ姿でズボンの縫い目がねじれている
これらは単なる「服の乱れ」ではなく、
体の歪みが表に出たサインです。
伏臥位にすれば、
骨盤の捻れがズボンのシワに
現れることも珍しくありません。
文献にも残る「服装と痛み」
例えば、トリガーポイントマニュアルには、
「ズボンの後ろポケットに財布を入れると
中臀筋にトリガーポイントを作り、
腰痛の原因になりうる」
と明記されています。
古い記述ですが、
現代にも十分通用する知見です。
日常での服装やカバンの持ち方、
リュックの背負い方、、、
こうした小さな習慣が、
体のバランスに影響を与えているのです。
何気ない質問がブレイクスルーを生む
患者さんの素朴な一言は、
臨床の突破口になることがよくあります。
自分の頭の中にはなかった視点を与えられると、
「あ、こういう見方も必要だ」と
ハッとする瞬間が訪れる。
施術の現場で大事なのは、
問診や雑談の中に潜むヒントを見逃さないこと。
服装の話題ひとつでも、
観察を深めるきっかけになるのです。
臨床のブレイクスルーは、
専門書の中だけでなく、
日常の会話の中にも転がっています。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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