尻が引きあがる話「整体知恵袋.com」

こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
『尻が引きあがる』
うちのおじい(院長)は、
こういう話は興味がない人。
「尻が引きあがる?
そんなもん筋トレでもしときゃいいんや」
たぶん、そう言うと思う。
でも均整法には、
もっと繊細で、もっと内側に効く、、
そんなアプローチがちゃんとある。
仙骨のS3を叩打すると
「尻が引きあがる」
「背筋がスッとする」
なんてことが起きる。
それが、ちゃんと
理屈に合っているからまた面白い。
長後仙腸靭帯という靭帯がある。
これは仙骨の外側、
ちょうどS3のあたりから起こって、
上後腸骨棘(PSIS)へ向かって走る。
この靭帯、
後屈動作で緊張する
という性質を持っている。
つまり、
背伸びをしたときに
張ってくる靭帯なんですね。
で、ここがミソ。
背伸びって、
「吸う動き=吸気」と
連動して起こる。
つまり、
背伸び(後屈)=吸気のピーク
吸気の頂点でS3を叩打する
長後仙腸靭帯が緊張し、
骨盤まわりが引き締まる
……これによって、
尻がキュッと引きあがるわけです。
均整法では
S3=背伸びの中枢
と言っています。
しかも生理が戻ったという報告もある。
もちろん、個人差はあります。
でも、そういう
“変化のきっかけ”
を起こすほど、
人のカラダの反応って
深いんだな…と思わされます。
おじいには、たぶん一生わからない
冒頭に戻るけれど、
この話をおじいにしても、
たぶん一笑に付されて終わり。
「そんなもん、うさんくさい」
「尻があがる?
ならスクワットでもやっとけ」
……まぁ、そういう人なんです。
でも、
ワタシにとっては、
こういう“静かで深い技”にこそ、
価値があると思ってる。
何をすれば身体がどう変わるのか?
その“微細な問いと変化”を拾えるのが、
手技の醍醐味じゃないかなって。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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