患者さんの世代交代「整体知恵袋.com」
整体知恵袋の田中です。
今日は「患者さんの世代交代」という話を
テーマにしていこうと思います。
この話を読むことで、
「気が付いたら患者さんが少なっている」
とか
「最近、なんかヒマなんだよな」
というようなことがなぜ、起こるのか?という
理由が分かると思います。
もうかれこれ30年近く
お世話になっている近所の床屋さん。
先日、髪を切りに行ったのですが、
帰りしな、ちょっとした話になり、
マスターがこんなことを言っていました。
「昨日、ヒマだったからさ、
6時半でしめちゃったよ~」
この話を聞いて、
思い出したのが、父の整体院。
来年で22年なんですが、昔と比べて、
終わる時間が早まっているようです。
10年以上前ですが、私が働いていた時は、
それこそ院を出るのが21時とか、
早くても20時は過ぎていました。
実際、父親に話を聞いてみると
早い時は19時前に院を出ることもある、
なんてことを言っていました。
なぜ、こんなことに
なっているのかというと、
床屋や父のような個人事業主的な
スタンスの店はやっている側(売り手)
年齢を重ねれば、当然、来る側(買い手)も
常連となれば、同じ分だけ年齢を重ねます。
年を重ねていくと、活動の時間帯が
午前中とか夕方までとかになってくるので、
長くやっている個人の店だと昔からのお客さんも
年を重ねてくるので、
必然的に夜に店には来なくなってきます。
なので、既存客も大事ですが、
新規というか、
一つ、二つくらい下の世代も
取り込んでいかないと
この先、既存客が
目減りすることは明らかです。
それをうまいことやっているのが
千葉に山万という企業。
千葉県佐倉市の「ユーカリが丘」に
分譲マンションを建てているのですが、
ココのやり方がなかなか秀逸。
マンション分譲というのは、
イッキに立てて、イッキに売って
借入分を少しでも返す、
そんなような売り方がほとんどです。
でも、この売り方だと、
入居者の世代が同じくらいなので、
マンション全体で入居者が
年を取っていきます。
ですが、山万は、同じマンションでも
分譲販売の時期を
少しずつズラして売っているんです。
そうすることで、
3~5年、5~7年くらい違う世代が
1つのマンションに入居するようになり、
マンション全体がイッキに
老け込むのを防いでいるんです。
1期で入ってきた人が引っ越ししても、
そこに2期、3期で買った世帯と
同じ年代の人が1期で入った人の後に
入りやすくしているんですね。
これって、治療院でも
うまいこと新しい患者さんを
取り込んでいくようにしておかないと
気が付いたら患者さんが
減ってきている…
ということもあり得ます。
先生の院は患者さんの世代交代、
うまく行っていますか?
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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