ドケルバン病について「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋の田中です。
今日は「最近増えつつある病」をテーマに
お話させていただきます。
今日の内容を知ることで、
同じ症状の患者さんが来院された時に、
あたふたすることなく、
「あぁ。これは心配ないですよ」と
自信をもって施術ができるようになります。
新型コロナウイルスからの自粛で
家にいることが増え、“巣ごもり”
なんて言葉も生まれました。
イコール家にいる、ということで、
スマホをいじる時間が増えたんだとか。
当然と言ってしまえば当然ですが。
そんな中、
新しい病が流行り出している、
そんな話を聞きました。
それは、ドケルバン病です。
これを果たして、「病」と言っていいのか
私たち治療家からしたら疑問ですが、
通称は「病」なので、「病」なんでしょう。
言うまでもなく、ドケルバン病は
長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が、
橈骨茎状突起部と伸筋支帯に絞扼されて発生する
狭窄症腱鞘炎とも言われるものです。
痛い場所は、
嗅ぎタバコ入れ(沢田流合谷)のところですね。
この下の菱形骨の動きや
下にある舟状骨の動きが悪かったりしても痛みがでます。
なんですが、個人的の臨床経験では、
手首周りより、肘からのアプローチの方が
治療効果が高い印象です。
また、親指ということで、
太陰肺経の関係でD3、
合谷の流注がある陽明大腸経のL4なんかも
まれに反応が出てる場合があります。
肘からアプローチするのであれば、
少陰心経ラインと心兪と関連するD5、
そして、
肘の内側で言えば、D1は外せません。
あとは、胸鎖関節、上部肋骨。
など、これだけ触れば
どこかに反応が出ていますw
なので、「ケルバン病かも!?」と言って
患者さんが訴える通りに受けとり、
ひたすら手首らへんを、ほぐしたり、
電気をかけたり、湿布したりするのは、昭和です。
令和時代になり、何となくですが、
痛い場所は原因ではない。ということが
一部の治療家の中で、言われてきています。
木を見て、森を見ず の治療に
ならないようにしないといけませんね
私からしたら、「今さらかよ」なんですが、
なんでも新しいものを受け入れるには
時間がかかりますし、もしかしたら、
痛い場所と原因場所は違う
という考え自体が、
このままマイノリティで
終わってしまうかも知れません。
そうならないためにも、先生に、
私自身の臨床経験を踏まえたことを
発信しているんですが、
届いているんでしょうか…
明日は金曜日。
知恵袋アーカイブ動画の配信日です。
まだ、メンバーになられていない先生は
こちらからどうぞ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇