患者さんを納得させるための唯一とも言える方法。「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋の田中です。
今日は
「患者さんを納得させるため唯一とも言える方法」
と言うテーマでお話をさせていただきます。
先日、献血に行きました。
献血に行ったことがない先生に簡単に説明すると、
採血の前に、
今日の血液は献血に適しているのか?を見るために
少しだけ検査用に採血します。
この検査で、諸々の数値が規定の範囲であれば、
献血が出来るんですが、今回もダメでした。
HB値、いわゆるヘモグロビン値が
規定に足りませんでした。
いつもなら、数値の話は聞かされないんですが、
今回はこちらが聞いたこともあり、
献血ができる数値のミニマム、
自分の今回の数値も聞くことができました。
そしたら、学校の試験で言えば、
あと2,3点足りなくて赤点になる感じの数値。
でも、規定の数値がボーダーなので、
ダメなものはダメ。完全にアウトです。
なので、今回も献血は見送りです。
そして、献血がダメになったこの時、
思ったことがあります。それは…
数値化や可視化など、第三者がみても
分かるくらいに明確化できることが
納得させるための唯一の方法。
と言うこと。
この話にピッタリな例として、
昔、働いていた
チェーン展開している整骨院の話します。
「何か新しいメニューを」と言うことで、
スタッフ間で話した結果、
SOTのブロックをやることに。
SOTを院で取り入れている、または、
したことがある先生はお分かりかと思いますが、
術者には患者さんの骨盤の歪みと言うか、
傾きが分かりますが、
患者さんには全く分からないんですね。
だから患者さんもSOTの自費治療を受けようと思わない。
受けてみても、2回目はない、と言った感じでした。
そこで、当時の院長が思いついたことは、
SOTを受けてくれた患者さんの
施術前の状態、
ブロックを入れた時、
抜いたあとの状態をデジカメで撮って
患者さんに見せる、ということでした。
一見、手間がかかりそうですが、
これをやり始めたら、
SOTを受ける患者さんが増え、
自費の収入も上がりました。
自分でも分からなかった歪みが
デジカメで写真を撮り、
それを自分でみることで、
「よくしないといけない」という琴線を
揺らすことができたんですね。
こんな感じで、
患者さんを納得させるためには、
患者さん本人が目でみたり、
体感、体験してもらうことが必要です。
ここまで読んで、
「うちはブロックやってないし」なんて
言っている場合ではなく、施術前に、
どんな動きが出来ないのか?
どんな動きがやりにくいのか?
どんな動きなら出来るのか?
をお互いに共有しておくことで
簡単に解決できます。
この共有があれば、施術が終わった時、
施術前に出来なかった動きが、
どれだけ改善しているのか?ということが
術者はもちろん、患者さんにも分かります。
また、(ここ重要)
次回以降、来院された時、
前の状態と比較が容易。
患者さん自身の動きなので、
折り紙の帆掛け船のように
だまくらかすことはできません。
患者さんもお金を払ってくれるのですから
わざわざ痛いマネをする必要もありません。
また、もつと触ってほしい(揉んでほしい)感じの
アピールをする患者さんに対しても、
「もう、痛くないでしょ?」と
断りを入れることもできます。
「気持ちよかった」
「スッキリした」と言うような声もうれしいですが、
やはり整体師は、施術が終わった後に
出来なかった動きができるようになったり、
痛みがなくなっているほうがうれしいですよね。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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