一蘭とマックと施術と…「整体知恵袋.com」

こんにちは 整体知恵袋のたなかひろやすです。 一蘭のラーメンを 食べたことがある人なら、 あの「味集中カウンター」の 独特な雰囲気を知ってると思う。 周りの席は板で区切られていて、 目の前にもスダレがあって、 自分とラーメンだけの世界。 でも、ふと気づいた。 あれって、 ラーメンが美味しいってだけじゃない。 「一蘭でラーメンを食べてる自分」 に没入する体験なんだよね。 同じように、 マクドナルドの ベーコンポテトパイ(通称ベコパ)。 これも、ただのパイじゃない。 久しぶりに見かけてテンション上がる 包み紙を開けた瞬間のあの匂い サクッとかじったときの音と熱さ 「あー、これこれ!」っていうあの感覚 もう食べる前から、 「美味しい記憶」が 脳内で再生されてる。 で、ここからちょっとだけ 小難しい話をすると、 匂い(嗅覚)って、五感の中で唯一、 脳の感情を司るエリアに ダイレクトに届く感覚。 視覚や聴覚、触覚、味覚はすべて、 「視床」という中継地点を通ってから 脳の高次処理領域へ行くんだけど、 嗅覚だけは、視床を通らずに 直接的に大脳辺縁系(扁桃体や海馬)に届く。 つまり匂いは、 「記憶」と「感情」に直撃する感覚。 だから、 ベーコンポテトパイの匂いで 学生時代を思い出すとか、 一蘭のラーメンの湯気で 深夜の独り時間を思い出すとか、 そういうことが起きる。 で、ここからが本題。 施術にも、同じような現象がある。 ギックリ腰で動けなかった人が、 ベッドからスッと立てたとき 調整後に「あ、痛くない」って 一瞬ポロッと出たとき。 呼吸がしやすくなった。 寝返りができた。 「久しぶりに楽…」としみじみ言った。 そういう「感情が動いた瞬間」って、 記憶として刻まれる。 そして次に困ったとき、 「そういえば、あのとき楽になったのって…」 と、ふと思い出す。 たとえ、名前を忘れていても。 場所を覚えていなくても。 感覚の記憶って、消えにくい。 だからこそ、 施術は「説明」じゃなく、 「体験」を届けないといけないんだと思う。 その体験が濃ければ、 もう一度味わいたくなる。 それって、 一蘭の味集中カウンターや、 ベーコンポテトパイと 変わらないものだと思うんだけれど、 あなたはどう思う?
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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