こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
それはこの後の布石なのか?
たまに、そう思うことがある。
20年以上、メンテで
来てくれている男性。
最近は2週間に一度は来てくれる。
ありがたい。ほんとにありがたい。
ただ、これまでは
「痛くなってきたから来る」
という感じだったので、
来る回数が増えると、
どこか申し訳ない気持ちも残る。
その日、首と肩が痛いと言う。
右に向いて下を向くと、
下頸部から棘上筋あたりを経て、
三頭筋の起始あたりまで痛みが出る。
動きで再現できる。ラインもある。
本来なら入口が見つかりそうな感じ。
ところが。
あれやこれや、
思いつくことをやってみても、
思うように改善しない。
久しぶりに困った。
次の予約の人も来た。
しかし、まだ改善しない。
焦る。
むむむ。
(いつもの地図が効かない)
(入口が見つからない)
(この感じ、嫌だな)
こういう時、
頭の中で小さい会議が始まる。
あっちか?
こっちか?
でも答えが出ない。
まさかとは思いながら、
クアドリラテラルスペースを触ってみた。
硬い。
明らかに健側と比べて硬い。
「……あ、ここか」
そこで大円筋を緩める。
患者さんは「ぐぬぬ」と痛そうな顔。
ある程度ゆるんだことを確認して、
もう一度、右に向いて下を向いてもらうと
だいぶ改善した感じ。
(あぁ……よかった……)
ここまでは
「よくある臨床の話」
かもしれない。
大事なのはここから。
この後、新患さんが来た。
「左の腕が1ヶ月くらい痛い。
痺れる。重い。だるい」
なるほど。
そこそこ問診して、触診に入る。
ふと、さっきの“むむむ”が
頭に残っていたので、
クアドリラテラルスペースを触ってみた。
……ゴリゴリに固い。
触った瞬間に分かる。
「あぁ、これは痛いねぇ」
本人の反応もいい。
押さえながら腕を動かしてもらうと、
「楽になる〜」
と言う。
この反応が出たら、話は早い。
じゃあ、ここが正解と見ていい。
そう判断して、ゆるめる。
クアドリラテラルスペースの奥には
腋窩神経が潜んでいる。
なので、
関連としてC5、6も調整を入れる。
すると。
いままでの腕の痛み、
だるさ、痺れ感が消失。
患者さんはキョトンとして、
不思議そうな顔をする。
「え…?あれ…?なんで…?」
こっちも、内心では同じことを思っている。
そして、ふと気づく。
あぁ、さっきのなかなか改善しなかったのは、
この新患さんの為だったんだな、と。
もちろん、
そんなことを本気で言い切ると怪しい(笑)
でも現場って、こういうことがある。
ひとつ前の“むむむ”が残っているから、
次の人で入口が見つかる。
入口が見つかるから、変化が出る。
変化が出るから、また地図が更新される。
結局、正解はいつも同じ。
「説明」じゃなくて「反応」
そして今日の反応が、
明日の誰かを助ける。
……そういう流れが、たまに起きる。
だから、布石って、
たぶん後から気づくものなんだと思う。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇ 今日はここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 【整体知恵袋メルマガ登録はこちらから】 姓 名 メールアドレス

コメント