こんにちは 整体知恵袋のたなかひろやすです。 「寝すぎ!!」 それを聞いて、 思わず口を挟まずにいられなかった。 昔から来てくれている女性がいる。 ウチの院を信頼して、 ちょっとした疑問も気軽に聞いてくれる人。 その日も、施術の途中でこう言った。 「仰向けになると腰が浮くんです。なんでかな〜」 仰臥位で腰の下に手がスッと入る、あの感じ。 本人は痛いとかじゃなくて、 「なんか変なんですよね」 そんな感じのノリ。 ちょっと間を置いて、おじいが言った。 「それは寝すぎだ!!」 ……寝すぎ。 患者さんは意外そうに、 でも妙に納得しかけた顔で、 「えぇ〜?寝すぎかぁ……」 って反応した。 いやいや。 傍で聞いていたワタシは、 たまらず口を挟んだ。 「首が前に出てくると 腰が浮きやすいですよ。 ほら、こんな感じ」 顎を上げて、後頭部を下げて、 いわゆる外ガマ姿勢を作ってみせる。 「こうなると、腰が浮くでしょう?」 患者さんは「あ、ほんとだ」って顔をする。 この瞬間、ワタシの中では小さい会議が終わる。 (……うん、やっぱり“寝すぎ”じゃない) もちろん、 おじいが言いたいことも、分かる 寝すぎ。 動かなさすぎ。 生活が固まってる。 そういうニュアンスを、 雑に一言で言ってるだけ。 ウチの院の中では、 長年の関係性もあるし、笑い話で済む。 でも怖いのは、言葉が外に出たとき もしこの患者さんが、 友達にこう言ったらどうなるか。 「寝て腰が浮くのは寝すぎなんだって」 言った本人も「え、なにそれ」ってなるかもしれないし、 聞いた側も「そんな適当な話ある?」ってなる。 そして最悪、 “ウチの院って、そんな説明するの?” っていう誤解だけが残る。 院内のノリって、案外“外”では通じない。 これ、うちの院に限らず、 どこでも起きてると思う。 それっぽい言葉。 勢いのある断言。 ウケのいい一言。 外に持ち出された瞬間に 変な伝言ゲームになる。 で、結局「腰が浮く」って何なのか。 ワタシの臨床感覚だと、候補はいくつかある。 ・腹斜筋の緊張で、腰椎が反り方向に引っ張られる ・仙骨が上方変位っぽくなって、腰が落ちにくい ・胸郭〜頚部のポジションが崩れて、腰が“受け皿”になってる (このへんは組み合わせが多い) ここでワタシが最近よくやる“近道”がある。 側頭骨。 「え、腰なのに側頭骨?」ってなるところだけど、 側頭骨を整えるだけで、 仰向けの腰がスッと落ちてくることが結構ある。 もちろん、これも「必ず」じゃない。 でも反応が出ることが多い。 だからワタシはこう考えてる。 ラベル(寝すぎ/反り腰/筋肉が硬い)を 先に決めるより、反応の良い入口を探す。 入口が見つかったら、 そこから体が地図を教えてくれる。 こういう変化があるから 施術は面白いし、 前後の変化を患者さんに知らせておくと 患者さんの受けもいい。 単に「寝すぎ~」とか 「お腹が緊張していると~」とか 「反り腰だからねぇ~」 みたいな感じでごまかしていると 自分も手技に対して伸びないし、 患者さんも (なんかうまいことかわしたな)と思っちゃう
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