こんにちは 整体知恵袋のたなかひろやすです 気象病という言葉が市民権を得て久しい。 雨が降る前に頭痛がする。 台風が近づくと身体が重い。 気圧が下がると古傷が痛む。 最近ではテレビやネットでも 取り上げられることが増えた。 しかし、 改善法は意外と少ない。 起こる仕組み。 気圧の変化。 自律神経との関係。 そんな説明はたくさん見かける。 でも、 「だからこうすれば解決です」 という話になると途端に少なくなる。 先日、自宅の蔵書を何気なく読んでいた。 特に目的があったわけではない。 本棚から適当に抜き取った一冊。 すると、 こんな記述があった。 「気圧の変化と病状の変化」 昭和34年。 今から60年以上前の本である。 気温の変化。 湿度の変化。 気圧の変化。 そうした外部環境の変化によって、 病人や敏感な体質の人は影響を受ける。 要約すると、 そんなことが書かれていた。 思わず笑ってしまった。 令和になった今、 気象病という名前がついているだけで、 言っていることは 60年以上前から変わっていない。 もちろん、研究は進んでいる。 昔より詳しく説明できるようになった。 測定もできるようになった。 でも、 不定愁訴はなくなっていない。 原因がよく分からない。 検査では異常がない。 でも本人はつらい。 そんな症状は今もたくさんある。 ただ、 歴史を振り返ると、 昔は原因不明だったものが、 後になって 理由が分かることは少なくない。 気象病もそう。 自律神経もそう。 ストレスの影響もそう。 当時は説明できなかったものが、 今では当たり前のように語られている。 そう考えると、 今はまだ原因が分からない症状も、 10年後、20年後には 「そんなことも分かってなかったの?」 と言われる時代が来るのかもしれない。 医学も整体も、 完成されたものではない。 分からないことがあるから面白い。 そして、 分からないことがあるから進歩する。 そんなことを、 昭和34年の本を読みながら考えていた。
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