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調整しても戻ってしまう股関節の痛み「整体知恵袋.com]」

Posted on 2022年5月31日 by 田中博康

こんにちは。
整体知恵袋の たなかひろやす です。

今日は「股関節痛」をテーマに
お話させていただきます。


股関節が痛いという患者さん。
病院に行くと、
歩きが少ないから歩きましょう。と。
言われ歩きに歩いた、日に10,000歩。

痛くて痛くて、時には泣きながら歩いていたと。
そして、もう我慢できない、となり、来院。

肘や肩が痛いと、
「使わない方がいいから安静に」と言うのに、
膝や股関節が痛いと、
加減しながら使いましょうになるのか?


そんなわけで今日は股関節痛の臨床例。
(上の話とこれから話す人は別の人です)



3か月半ぶりに来られた女性のAさん。
この方は、いつも左の鼠径部が痛くなる。

施術をするとそれなりによくなるけれど、
しばらくしたら、また痛くなる。
仙腸関節の調整をしても戻ってしまいます。


均整法古典によると、
屈曲外転、
伸展したままでの内旋に引っ掛かりがあると
循環器に負担がかかっていると書かれている。


この場合、
胸肋関節R2/3に緊張が出ているので
(心筋の異常傾斜)
そこを緩めるだけで股関節の屈筋がやりやすくなる。

場合によってはこれだけで
屈曲外転も内旋もやりやすくなります。


仙腸関節の調整ができればなおいいですが、
この方の場合、仙腸関節を調整しても
戻ってしまうので…

恐らくは
内界(循環器系統)からのものかと。


もし、先生の院に
股関節痛(じゃなくても)で、


仰臥位で股関節屈曲、
下肢の内旋がやりにくい、
屈曲外転がやりにくい。

なんて患者さんが来られたら、
胸肋関節R2/3部を緩めてみてください。
(これは左だけです)


今回の例のように、
筋、骨格系でアプローチしても戻る、

または、

変わらないのと言うのであれば、
それは内界からの投影の可能性があります。


変形まで行ってしまうと
根治は難しいですが、
ある程度の股関節痛の場合、
循環器系統と関連している場合が
多い感じがします。


人生100年時代ですから、
若い世代の患者さんに対して、
本人が感じていない歪みを見つけだし、
それに対して
早めのケアをして差し上げてください。


経験上、若いうちからのケアは
高年齢になってからの
体の痛め具合が格段に違います。


こちらも読んでもらうと嬉しいです
↓
高齢の新患さんに共通すること



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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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