石灰沈着になった理由が意外過ぎた「整体知恵袋.com」

こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
先日、肩の石灰沈着の患者さんが来たんです。
いわゆる「肩が痛くて夜も眠れない」ってやつ。
で、ふとこの話を、
古くから付き合いのある
パーソナルトレーナーにしたんですよ。
そしたら、返ってきたのがこんな話。
「あー、私の知り合いもそれなった。
コントレックス(硬水)を毎日ガブガブ飲んでて、
それをやめたら石灰も自然と
落ち着いたって言ってたんだよね」
……なるほど。ちょっと面白い話ですよね。
ここでワタシの中で
「ミネラル摂りすぎと石灰化の関係」
「体液の濃度バランス」
「排出と代謝のキャパ超え」
いろんなキーワードが脳内をぐるぐる回りました。
もちろん、これは
因果関係がハッキリしてる話じゃない。
でも、
体ってやっぱり【摂りすぎたもの】に
反応するんだなぁと、しみじみ。
強すぎる刺激、
やりすぎたトレーニング、
飲みすぎたサプリや水、
効かせすぎたストレッチ、、、
全部
「やってるときは良かれと思ってる」
ものばかり。
でもそれが、
「じつは余ってた」って
体の方から知らせてくれるのが、
痛みや不調なんだと思うんです。
施術も一緒ですね。
「効かせよう」と思って強くして、
「反応出なかったら不安で、もう一手…」
って追い打ちして。
でも、
体はすでに「情報、入りすぎです」
って言ってたのかもしれません。
だから最近は、
「何かを入れるより、
今なにが多すぎるのかを見る」
っていう意識で、
施術を組み立てるようにしています。
もちろん、
「硬水=石灰沈着の直接原因」とは言いません。
でもこの話、
解剖生理の視点から見ると
妙に納得できる部分があるんです。
というのも、
肩関節、特に棘上筋の腱のあたりって、
もともと血流がすごく少ないエリアなんですよ。
こういう場所って
「Avascular area(アバスキュラーエリア」
って呼ばれたりします。
要は、
栄養や酸素が届きにくい、
ちょっと寂しい場所。
そこにカルシウム(Ca)が多めに入ってくると、
代謝の流れに乗れずに
行き場をなくしたミネラルが
沈殿してしまうことがある。
ようするに
流れの悪い川にヘドロが沈むような状態。
体の中でもよどんだ場所には、
「余ったもの」が溜まりやすくなるんです。
そしてそれがある日、
組織に刺激を与えて炎症を起こす。
痛みと可動域制限を出して、
人を夜中に目覚めさせるくらいの
インパクトで教えてくれる。
体って本当に賢いというか、正直です。
摂りすぎ
余らせすぎ
流れなさすぎ
そんな生活の積み重ねを、
ちゃんと形にして出してくる。
施術も
「足りないから入れる」より、
「詰まってるなら流す」
「余ってるなら捨てる」
って視点のほうが、案外効く。
その人の痛みは、
コントレックスが全悪というわけじゃない。
でも、もしかしたら体の中では
「これ、もういらんよ」
「処理しきれてないよ」
「ちょっとキャパ超えてるよ」
って、前から小声で
言ってたのかもしれません。
体って、思った以上に正直です。
ちゃんと黙って耐えてくれるけど、
限界が来たら、
静かにでもハッキリと
「無理です」って伝えてくる。
今回の石灰沈着も、
実は「いま流れを見直すタイミングですよ」って
そんなサインかもしれません。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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