ロコモティブシンドロームとは?「整体知恵袋,com」

こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
今日はちょっとロコモの話を。
どんぶりじゃないですよ?
それは、ロコモコ丼
ロコモティブシンドローム。
日本語では運動器症候群といい、
骨や関節、筋肉などの運動器の障害により、
立つ、歩くといった移動機能が低下した状態
ということ。
「片足立ちで靴下履ける??」
「階段を昇るのに手すりが必要?」
「15分以上歩けない」
など、ロコチェックということで7つほど、
項目があります。
そして、ロコモティブシンドロームの予防として、
毎日の運動習慣とバランスの良い食生活が要。
「片脚立ち」
「スクワット」
が自宅で簡単に
安全に行うことができておすすめ。
と続きます。
いや、もちろん。
言いたいことはわかります。
運動不足で筋力が落ちて転倒したり…
という流れは確かにある。
でも現場にいると、ふと思うわけです。
それ、今できない人に
「できないですよね?」って確認させてない?
今できない人に、
できる人基準の体操をさせてない?
実際ウチにも、
80代の患者さんがこんなことを言う。
「最近テレビでロコモの特集やってて、
体操始めたんですけど…
そしたら膝が痛くなっちゃって…」
内心ワタシは、
(だから前に言ったじゃん…!)
と、ちょっとだけ思う(笑)
もちろん、顔では
「無理しないでね〜」と笑って返すけれど。
体操を作ってるのは、
たいてい「運動ができる人」だ。
元気な理学療法士
若い運動指導士
体が軽いトレーナー
その人たちが悪いわけじゃない。
でも
「体が動く人」が作った体操が、
「もう十分に動けない人」に合うとは限らない。
しゃがめない膝にスクワット
ただでさえバランス悪いのに片足立ち
「できたらいいね」を
「できないとダメです」
にすり替えるのは、実はけっこう怖い。
ここのワタシたち施術家が入るスキがある。
ワタシたちは「筋力」だけを見ていない。
どの筋肉が代償してるか
関節の可動域はどうか
呼吸が浅くなってないか
痛みがどこに逃げてるか
そういう「動きの中身」を診るのが仕事。
ロコモだから運動しよう‼
もちろんその通り。
でも「どんな運動を、どこまで、どの順番でやるか」
ここを間違えると、逆に体を壊すこともある。
結局のところ…
動けない人を助けるのは、
できる人基準じゃなくてその人基準。
だから今日も、
その人の動きを見ながら調整してるわけです。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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