維持でいいのか?80代の現役男性とおじいの温度差「整体知恵袋.com」

こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
定期的に来られている80代の男性。
今も現役で仕事をされている。
「腰が重い、膝に違和感がある…」
と訴えながらも、来院時と比べると、
はるかに歩けるようになっているし、
仕事中も痛みはほとんどないという。
ただ、ご本人としては、
「なんかまだあるんだよね」
そんな違和感が残る。
ワタシは、それに対して
動きの確認や姿勢の変化を見ながら、
何が引っかかっているのかを探っていた。
そのとき、おじい(院長=父親)が横から一言。
「○○さん、痛いとかどうとかじゃない。
その年齢になったら良くならない。
維持!維持!維持!!!」
……まぁ、たしかに。
維持するって大切だと思う。
でもね、それって、
どっちの気持ちから出た言葉?って思う。
たとえば、
目の前の人が
「もう少しよくなりたい」と思ってるとき、
「維持が精一杯です」と言い切ってしまったら、
それって、その人の可能性に
フタをすることにならない?
もちろん年齢によって回復力の差はあるし、
何でもかんでもよくなるわけじゃない。
でも、
「変わるかもしれない」という
小さな可能性を拾い続けるのが、
施術家としての姿勢なんじゃないかな。
たとえば違和感が残ってるなら、
筋肉か、
関節か、
神経か
あるいは
内臓的な反応か。
それを見極めるのは、
年齢じゃなくて状態を見る目だと思う。
「もう80だから、維持が限界」
たしかにそうかもしれない。
でも、
「もう80だけど、ここまで動けるようになった」
っていう希望の積み重ねのほうが、
施術してるワタシにとってはずっと価値がある。
年齢で可能性を区切るより、
状態で希望を見つけていきたい。
たぶん明日もおじいは
「維持!」って言うだろうけど、
ワタシは、
「もう少し」を一緒に
探し続けたいと思っている。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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