やれることを、やってみる「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
高校生の女の子が紹介で来られた。
側彎症。
お母さんが付き添いで来られ、
少し緊張した面持ちで問診票を出された。
話を聞く限り、いくつもの病院や
治療院を回られたようだった。
院長(おじい)は、
黙ってレントゲン写真に目を通す。
しばらくの沈黙のあと、
経験上の話を矢継ぎ早に言う。
背中は、一切、触れずに。
観ることもなく。
「側彎症が治るとは思っていないんです。
でも、痛みだけでも少し楽になればと思って…」
そうお母さんは言った。
娘さんは目に涙を溜めてグッと堪えて
話を聞いていてくれた。
結局、その日は
施術をせずに帰っていただいた。
こちらとしても、何かを
「してあげたい」気持ちはあったけれど、
それ以上に、こちらが
どこまで踏み込んでいいかを
見極める必要があった。
“やれることはやってみる”
その一言の重さを、
あらためて感じた日だった。
ワタシたちの仕事は全部が全部、
施術で結果を出すことばかりが目的じゃない。
「何をするか」よりも、
「どこまで責任を持てるか」だと思う。
患者さんの期待と、こちらの判断の間にある
その一線を、丁寧に見極めること。
それが、本当の
【誠実な施術】
【患者さんのための施術】
なんじゃないかと。
あの日、女の子とお母さんを見送りながら思った。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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