去る者が残すべきモノとは?「整体知恵袋.com」

こんにちは。 整体知恵袋のたなかひろやすです。 先日、おじい(院長)が 急に待合室の椅子を買い替えました。 理由を聞くと、 「背もたれがあったほうがいいやろ?」と。 でも実は、病臥に伏してとき、 病院の待合室の椅子に背もたれがあって、 それがすごく良かったらしい。 というのが本当の理由。 今まで27年、 誰も「背もたれないんですか?」と 言わなかったのに、 ここに来て急に 背もたれがある椅子の替えるんかい、と。 もちろん、椅子が悪いわけじゃない。 でも私はこう感じました。 おじいは一線を退いて、どこかで 「自分がいた証を残したい」 と思ったのかもしれない。 よく言いますよね、 「人は感情で買い、理屈で正当化する」と。 まさにそれ。 でも同じお金をかけるならぶっちゃけ、 既存患者さんに 「院長交代のお知らせ」のハガキを 出した方がよっぽど喜ばれる 来る人からすれば、 「院長が変わったけれど 技術はちゃんと受け継がれている」 と分かる方が安心だと思うんです。 ここで考えたのは、 施術者として残すべきは何か?ということ。 手技の世界で、 残すべきは椅子や備品ではなく 技術や考え方。 例えば 「ウチで使っている仙腸関節のやり方は 息子に伝えてある」と言えたら、 患者さんは安心します。 椅子が新しくなったって、誰も安心はしない。 去る者が残すべきは 「モノ」ではなく「価値」 施術の手順や考え方、 見立ての基準をどう残すか。 次世代に伝えていくことで、 患者さんにとっても、 院にとっても価値が残ります。 つまり、 「何を残すか」より「何を伝えるか」。 それが施術者にとっての、 本当のレガシーではないのか?と。 あなたはどう思いますか?
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今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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