おばあちゃんの玉子焼き「整体知恵袋.com」
痛みがなくても定期的に通いたくなる
治療院を創る手書きはがきの匠 田中博康です。
私の父方の祖母は平成24年に亡くなりました。
確か90歳だったと思います。
祖母の家は奈良県。
大阪府との境目辺りに住んでいました。
大阪府が近いとは言え、かなりの田舎。
母親も「奈良はお母さんが嫁に来た時から
何も変わっていない。タイムスリップやわ」
と皮肉を込めて言ってました。
わたしが物心ついたときからの風景と
結婚して(2008年)妻を連れて
奈良に行った時の風景は
まったく変わらずでした。
変わったと言えば、駅の踏切がなくなり、
跨線になったことだけ。
近所の美容室も昔の看板のまま。
家に向かう道すがらにある酒屋も
開いているのか?閉まっているのか?
そんな感じです。
祖母はわたしが覚えている限りでは、
祖父が亡くなった時(昭和60年)には、
もう膝の状態がよくありませんでした。
(90歳から遡ると62歳くらいのころ)
千葉から奈良には頻繫には行けないので、
祖母に会うのはそれこそ、2~3年に1回。
会うたびに膝は悪くなる一方で、
最終的に、食卓の椅子に座るとき、
小さい台に膝を伸ばして置かないと
いけないくらい悪くなっていました。
歩くときはいつも跛行。
祖母が真っ直ぐスタスタ歩く姿を
見たことがありませんでした。
そんな祖母、
晩年の2年半くらいは施設に入っていました。
入所の前には父親が、3か月に1回くらい、
奈良に行き始めました。
父親はカイロプラクターなんですが、
膝の調整をしに行っていたのです。
ある日、
父親が祖母の家に行くと、
祖母は玉子焼きを食べていたそうです。
その玉子焼きを見て、
父親はスグに食べるのをやめさせました。
なんで、やめさせたかというと、
その玉子焼き、油がギトギトだったんです。
「なんでこんなギトギトなんだ?」と
父親が聞いたら、
祖母は「膝が痛くて痛くてしゃーないねん。
せやから、油切れちゃうかな?と思て、
へで、油、摂ってんねん」
と驚きの答え。
これを読んでくれている手技者のあなたは、
膝が痛いからと言って、サラダ油を
摂取しても意味がないことは分りますよね?
祖母からしたら、
本当に痛く、辛かったんだと思います。
何とかしたい思いから
油ギトギトの玉子焼きを作っていたようです。
なので、わたしは
「玉子焼き」「膝の痛み」と聞くと、
この祖母の話をいつも思い出します。
今日はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
痛みがなくても定期的に通いたくなる
治療院を創る手書きはがきの匠 田中博康
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