強くしたらダメなんだってば!!「整体知恵袋.com」
患者さんが定期的に通いたくなる
手書きはがき作成の匠 田中博康です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日は
「治療家の手を作る」という事について
お話させていただきます。
以前も同じテーマを話して、
スグに続編を書こうと思っていましたが、
すっかり忘れていました。
治療家にとって、技術はもちろんですが、
「手(指)の感覚」
というものが治療効果を
高めるために必要になります。
そして、感覚もさることながら、
「押圧の強さ」
「(患者さの体を)触る強さ」
も大きく関係します。
昔、柔整の同級生たちと勉強会をしたとき、
Mさんは学生時代、整形外科に勤めていて、
そこの院長がAKAの認定医でした。
私も父親がカイロプラクターなんですが、
ほぼ独学でAKAをマスターしたツワモノで
(黄色い本じゃない時の話です)
私もそれを教えてもらい、それなりに
仙腸関節だけは調整ができます。
なので、私とMさんは
AKAの仙腸関節調整が
どんな加減でやるのか?を知っていました。
そんな中、Yくんが
「俺もAKAの本、読んでるんだけど、
効果あんの?
本だと強さがわかんないんだよねー」
というので、Yくんが普段、どれくらいの強さで
仙腸関節の調整をしているのか?
私とMさんで確認することにしました。
すると、Yくんは、「こんな感じだよ」と言い、
手根部で仙骨をぐいっと押さえ、
上方すべりをしました。
その瞬間、私とMさんは
「おいおいおいおいおいっ!!」
とモーレツな勢いで止めに入りました。
「そんな強くやったらダメだよ~」
とツッコミをいれました。
マッサージではないので
強くやる必要はなく、
「え?こんなんでいいの?」
と言うような感じの強さ
(「強さ」というのか微妙ですが)
でいいんです。
そんな繊細な感覚を先生自身の手に
覚えさせないといけません。
また、
指先を鋭敏にしないといけません。
そして、指先の感覚を鍛えるための方法を
紹介したいと思います。
用意するものは、
【厚めの辞書】
と
【先生の髪の毛1本】
辞書のページ、どこでもいいので開いて、
髪の毛を真ん中に置きます。
置いたら、ページをめくります。
この時、ちょうど、髪の毛が
ページとページの間に入っている状態です。
その状態で、ページの上から
髪の毛を触ります。
1ページなら、素人でも
「ここに髪の毛がある」と分かります。
これを何ページまでめくって
髪の毛を指先で感じとることができるか?
逆に、今の段階で、
何ページで髪の毛の存在が分からなくなるか?
をご自身で確認してみてください。
これを繰り返すことで、
指先の感覚はかなり鋭敏になります。
そんな手の感覚を養うワークも
やろうと考えている、内容を一新した
「治療前に痛みの原因場所が分かる
ミラーリング検査法~腰編~」
を8月25日(日)に開催します。
興味がある先生は、
開催ページだけでもいいので、
見てみてください。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
痛みがなくても定期的に通いたくなる
治療院を創る手書きはがきの匠 田中博康
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇