距離が縮まるということ「整体知恵袋.com」

こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
気づけば、父と働くようになって6年。
二十代の半ばも一緒にやっていたけれど、
あの頃の3年なんて“助っ人”みたいなもので、
いまの方がよっぽど濃い。
長く同じ場所にいると、
不思議と見えてくるものがある。
最初のうちは緊張していた。
怒らせないように、ミスしないように──
そんなことばかり考えていたけれど、
慣れてくると、
今度は「なんでそうするんだろう?」と
悪いところばかり目につく。
これ、
どんな人間関係にも言えることだと思う。
最初はお互い探り合い。
ぎこちなさの中に“敬意”があって、
距離が近づくほどに“素の自分”が出てくる。
気づけば余裕が生まれて、
気になることが増えてくる。
初診の患者さんとの関係も、まさにそれ。
最初はお互いに緊張している。
患者さんもどうしていいかわからず、
施術する側も
「何とかしてあげなきゃ」と力が入る。
でも2回、3回と回を重ねるうちに、
少しずつ空気がやわらかくなっていく。
表情の変化や呼吸の速さ、
ちょっとした声のトーンの違いにも
気づけるようになる。
そうなると、施術そのものよりも
「この人、今日は疲れてるな」
みたいな「小さなサイン」を
拾えるようになる。
それが、信頼の始まりだと思う。
だから、初診で来なくなっても、
それは“失敗”じゃない。
まだお互いが寄り合う前に
時間が終わってしまった──
ただ、それだけのこと。
どんな関係も、
最初のうちは形をつくるだけで精一杯。
けれど、少しずつ“気づく余裕”が
生まれてきたとき、そこに初めて、
本当のつながりができる。
父との仕事も同じ。
6年経ってようやく少し分かってきた。
施術も人間関係も、
結局は
“慣れること”
じゃなくて、
“感じ取れるようになること”
なんだと思う。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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