患者さんの話は最後で聞こう「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋の田中です。
約2ヶ月ぶりに来院された患者さんの話。
「左の股関節が30分くらい歩くと
違和感というか…痛みはないんだけれども、
なんかしっくりこなくなる」
という話をしてくれました。
そこで、
すかさず横から口を挟んで来たのが院長である父。
「なに?股関節が痛い?
ん~。それは〇〇だな。
〇〇を診た方がいい」
とお得意の断言。
私も私で、サラッとスルーして
「まずは身体の状態を知ること大事」と思い、
動きの検査(観察)をしました。
ですが、股関節より、
肩首が辛かったようなので、
股関節は2割くらいだけにしたのですが、
この時、父親が口を挟んでくれたおかげで
あること思いだしので、
それをシェアしたいと思います。
身体均整法の考えですが、痛みには、
①動作の乱れ
②知覚の異常
③機能の異常
④器質の異常
と4つの段階があります。
この段階によって、
使うテクニックというか、
アプローチ法が変わってきます。
①の動作の乱れでは、
動かしにくい、身体のかたさ、
姿勢のアンバランスが身体に現れます。
②の知覚異常で、
痛みやだるさが出てきます。
③になると、内蔵諸器官の機能の低下。
④は病気の症状となります。
いきなり痛みが出る、と言うのはなく、
今回の患者さんの股関節のように、
違和感があるのは①のフェーズ。
これを②や③で処理すると、
症状が改善しないことが多いです。
患者さんの症状をパッと聞いて
感覚や経験で、「その痛みは〇〇だ」と言うのも
いいですが、痛みは結果。
原因場所は他にあることがほとんどなので、
話をきちんと最後まで聞いて、
動きの検査をして、
動かしにくい、身体のかたさ、
姿勢のアンバランスさをみることが必要です。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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