年を取ると、わけがわからない?「整体知恵袋.com」

こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
最近、80歳を超える
後期高齢の患者さんたちを診ていると、
ちょっとした違和感を
覚えることが増えました。
痛みの場所がはっきりしない。
違和感の訴えがあちこちに飛ぶ。
治っているはずなのに、
スッキリした感覚がない。
そんなとき、おじい(院長)が、
ぽつりとこう言いました。
「年行くと、わけが分らんな!!」
続けて、患者さんに
「訳の分らん症状が増えた」
「昔はこんな人、来んかった」
この言葉に、
ワタシはハッとしました。
──そうだよな。だって、
いつも同じ本しか読んでないんだもん。
言い換えれば、
「入ってくる情報や考え方が、
何十年もアップデートされていない」
ということ。
昔うまくいったやり方。
昔効いた薬。
昔教わった常識。
それらを、今も変わらず信じている。
でも、身体は確実に変化している。
身体は毎日、微妙に変わっていくのに、
考え方や対処法は、何十年も前のまま。
そのズレが、
「わけがわからない」
を生み出しているのだと思いました。
たとえば、
何年もアップデートしていないスマホに、
最新のアプリを入れようとすると、
不具合が起きますよね。
身体も同じ。
昔のOS(考え方)のままでは、
今の身体の不具合に
うまく対応できないのです。
じゃあ、どうすればいいか?
・いつもと違う情報に少しだけ触れる
・知らない世界をちょっとのぞいてみる
・「こんな考え方もあるんだ」と受け止めてみる
そんな小さなアップデートが、
わけのわからなさを
減らしていく鍵になるのかもしれません。
どれだけ年齢を重ねても、
身体は、今この瞬間を生きています。
過去のやり方だけでは届かない変化が、
確かにそこには起きている。
変わる身体に合わせて、
ほんの少しだけ、自分も変わっていく。
そんな風に柔らかく、
新しい自分と出会い続けられる人は、
きっと、年を重ねても、
生きる力を持ち続けるのだと思います。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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