身体均整法、74周年「整体知恵袋.com」

こんにちは
整体知恵袋のたなかひろやすです。
ワタシが整体業界に入ってから
ずっと学び続けてきた手技、
【身体均整法】が、
10月10日で協会設立74周年を迎えました。
カイロプラクティックが1895年(129年)、
オステオパシーが1874年(151年)、
スポンディロテラピーが1907年(118年)。
それらと比べれば、均整法はまだまだ
若い部類に入るかもしれません。
それでも、日本において、
74年という年月を積み重ねてきた
民間療法はそう多くありません。
学校が閉じ、
学ぶ環境が限られてきた中で、
今もなお技が受け継がれ、
語られ続けている。
それだけでも、
十分に誇るべきことだと思います。
均整法には、
いわゆる教科書と呼べるものがありません。
創始者が講義で語った内容をまとめたものが、
そのまま教材として使われてきました。
つまり、
講座で語られたことこそが
均整法のすべて。
だから、学校で講師が
内容を伝えることはできても、
「なぜそうするのか?」
という理由を説明できないというのが
ワタシが学生だったころは多かった。
それを
「創始者が遺した宿題」と呼び、
深掘りを避ける先生もいれば、
その謎を解こうと、
古典医学書や他の手技の本を読み漁り、
新しいつながりを見出す先生もいる。
そうした探究の姿勢こそが、
技を“守る”だけでなく、
“活かす”方向へ導いてきたのだと思います。
創始者を直接知る先生方は、
もうほとんど鬼籍に入られました。
昭和45年に学校を立ち上げ、
全国に広めようと
奔走してくださった先生を
実際に知る世代も
今以上に増えることはありません。
だからこそ、これからは
「知っている人」よりも、
「伝えられる人」が大切になってくる。
実際に会ったことがなくても、
思想や原理を掘り下げ、
自分の言葉で次の世代に伝えていける人。
それが、いま均整法を学び続けている
ワタシたちに求められている
役割なのだと思います。
現役世代のワタシたちは、
いわば最後の翻訳者。
創始者の思想を、
いまの時代の言葉に置き換え、
再び息を吹き込む。
それを怠れば、技術は残っても
「魂」は風化してしまうでしょう。
74年を越え、
100周年を迎えるためには、
「教えを守る」だけでは足りません。
教えを動かし、次へ渡す努力が必要です。
創始者が礎を築き、
先人たちが広げ、
私たちが確かめている。
この流れを止めないために、
今を生きる現役世代の吾々が、
次の世代へ紡ぐ努力を
続けなければならない。
その積み重ねの先に、
きっと均整法の100周年が見えてくる
…はず。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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