目的はひとつ!!「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋の田中です。
今日は「一点集中」を
テーマにお話させていただきます。
今日の内容を知ることで、
先生の施術効果はもちろん、
患者さんの症状も改善率がグンと上がります。
少し前、ジムのサウナでテレビを見ていたら、
人気YouTuberのフワちゃんが出ていました。
番組内で銅鏡を作るとかで、坩堝をガンガンに熱し、
その中に銅の塊を入れて、溶かす。
それを型に入れて冷ます。
冷えたら、銅の板を磨く、磨く、とにかく磨く。
すると、顔が映るくらいまでになった
銅鏡が完成していました。
完成した銅鏡を観て、
「単なる銅鏡じゃつまらい」とフワちゃん。
歪む鏡(変顔になる)にすることを閃きます。
続けて、いいます。
「みんなこういうの作ると、
目とか鼻とか口とか
色んなとこを変えようとするけど、
それってみんなやってるし、面白くないよね。
だから私はアゴだけ伸びる銅鏡、作るよ~」と。
これには驚きました。
だって、この話、施術も同じことが言えるから。
患者さんが言います。
「肩がこる、首が辛い、背中が張る」
足をほぐせば、
「そうだ。足がつるのよ」といい、
腰をほぐせば、
「起きると腰が痛いのよ」と言う。
遠巻きに全部やってくれと言わんばりw
やる側からすれば、
「あっちもこっちもやるのはいいけれど、
それじゃ、一番しんどいとこすらよくならんぜよ」です。
人の身体には「閾値」と言うのがあります。
簡単に言うと、刺激が入るバケツみたいなもの。
これが、ひたひたになるくらいまで
施術で刺激を入れちゃうと、こぼれてしまい、
痛くなったりだるくなったりします。
この、ひたひたで止めておけば、いんだけれど、
なみなみ、どばどば入れてしまい、完全にこぼれる、
あふれるくらいになっちゃうと
揉み返しで2~3日大変
(それ以降も痛みが全く取れない)
なので、施術の理想的なカタチは
よくなった7.5割、まだ残る2.5割といったところ。
治療家の存在意義って、
その患者さんの症状の完全消失ではなく、
ホメオスタシスの向上、
自然治癒力発動のスイッチを押すのが仕事だから。
でも、臨床やってると、
それを忘れてしまうことが多々あります。
「まだ残る」と言われて、
こっちも(後学のために…と)、
ついもう次の一手を打ってします。
それがキマればいいけれど、
たまにドツボにハマり、
あちこち触って過刺激になり、
「翌日とかに痛くなった」と電話が来たりw
なんか話が逸れたけど、
話をまとめると、
1回の施術で触る、よくする場所は1つにする。
あとはオマケみたいにしないと、
患者さんがわがままになってしまうし、
患者さんの「よくなろう」という
体の機能を殺すことにもなりかねないので。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇