高単価、自分が患者なら通えるのか?「整体知恵袋.com」
こんにちは。
整体知恵袋のたなかひろやすです。
「先生のとこって
他のカイロより安いですよねぇ。
ここに来る前に行ってたところは
[1か所、2か所だけ]でも
8000円くらいだったんですよ」
施術中、患者さんがそう言うので、
ワタシが軽く
「じゃ、
もうちょっと値上げしても……?」
と返すと、
「いやいや!
それやられたら今までみたいに
通えなくなっちゃうからやめてw」
と、即答。
(いや、気持ちはわかる。
こちらも冗談ですけどね。)
でも、
このやりとりでふと思ったんです。
巷には
“時短・高単価”を
売りにした整体院が増えてきました。
そして、それを教える講座や
コンサルのLPを見ると──
「高単価にして14日稼働で○○万円!
家族との時間が増えました」
「1日3人だけで自由な働き方を実現!」
「値上げしたら質の
いいお客さんだけが残りました」
……なんて、だいたい
“自分目線”の謳い文句ばかり。
いや、いいんですよ?
働き方改革。
家族との時間。
効率化。
それ自体は本当に大切だし
否定する気は毛頭ない。
ただ── それ、本当に
患者さんのためになってるの?
ということ。
「患者さん目線ではどうなのか?」
ここがスッポリ
抜け落ちているケースが多すぎる。
だって、自分が
“通う側”
だとして考えてみてください。
数回で終わるならまだしも、
慢性の症状で
継続が必要なケースだったら?
高単価・時短の施術に、
毎回“気軽に”通えますか?
「今日もお願いします」と
財布を開けられますか?
“施術者にとって都合がいい仕組み”が
“患者さんにとっても都合がいい”
とは限らない。
むしろ逆のことだってある。
もちろん、
高単価・時短の施術を
否定しているわけではありません。
技術が高く、
再現性があり、
患者さんがそれに価値を感じるなら
それは立派なスタイルです。
でもね。
目の前の患者さんが、
「これなら続けられる」
「ここに来ると安心する」
「ちゃんと診てもらってる感がある」
そう感じられる施術・価格・時間設定。
そこを置き去りにしてしまうと、
どれだけ稼げても“続かない”し、
どれだけ効率よく稼働しても
“誰も幸せにならない”。
結局のところ──
自分が患者として通いたいと思えるか?
ここに尽きるんじゃないかと思うわけです。
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今日はここまで。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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