いつまで見て見ぬふりしますか?「整体知恵袋.com」
整体知恵袋の田中です。
今日は、見て見ぬふりをしとくと
えらい目に遭うよ。と言う話を
世界的企業の話を例にして
お話させていただきます。
でも、その前をする前に、
メキシコの話をさせてください。
じゃないと、
今日、お伝えしたい話に
たどり着かないので…
私はメキシコが好きで、
もう12回くらい行っています。
そんなメキシコの首都、
メキシコシティからバスで
1時間くらい南下したところに
クエルナバカという街があります。
その町に初めて行ったのが
今から15年前くらい。
その時の話です。
街の中心街、セントロと呼ばれる場所で、
懐かしい看板をみました。
それは「Kodak」と大きく書かれた黄色い看板。
今では(当時も)日本では
全くと言っていいほど、
名前を聞かなくなりましたが、
写真のフィルムメーカーです。
アメリカの映画のフィルムなども
昔はKodakでした。
そんなフィルム写真も今では
懐かしいものなってしまいましたが。
聞いたことはある名前だと思います。
そんな世界的なシェアを誇るKodakですが、
日本には富士フィルムという会社があり、
日本でのフィルムシェアの
ほとんどを占めていたので、
Kodakは日本に浸透しませんでした。
では、なぜ、日本は、
富士フィルム一色だったのか?
色々調べてみると、驚くことに、
写真フィルムは、かつて世界で4社しか
製造できなかった商品でした。
その中に、Kodakと富士フイルムが
入っていたので、日本は富士フィルムが
強かったんですね。
ですが、デジタル写真技術の進歩で、
“銀塩式”と呼ばれる写真フィルムの需要は
どんどん縮退していきました。
ここで、フィルムでやっていくことに
限界を感じた富士フィルムは
2006年に化粧品事業に参入。
カラーフィルムに含まれている
「ゼラチン」と業界で呼ばれていた
コラーゲンを化粧品に活かすことで、
主力ブランド、アスタリフトを発表。
発売4年目 で売上高100億円を突破し、
アンチエイジング分野で トップ10に
ランクインするほどの躍進を見せました。
と、富士フィルムの話を
したい訳ではないんです。
ここからが本題。
実は、Kodakは2012年に破産申請をしています。
(企業規模を大幅に縮小して2013年に再上場)
しかも、時代の変換となったデジタルカメラを
世界で初めて開発したのはKodakなんです。
それが、なんと1975年。
実はKodakはアナログ分野だけでなく
デジタル分野でも高い技術力を持っていたんですね。
…にもかかわらず、なぜ、破産をしてしまったのか?
それは、
アナログ写真事業での大きすぎる成功の為に
デジタル化に足踏みをしてしまい
波に乗り遅れてしまったからです。
この話の教訓として、
今のポジション、立場に居心地がよく、
安心してしまい、新しいことに挑戦しない、
怖くて挑戦できない、
変わりゆく周りの環境を知っていながらも、
見て見ぬふりをする、
周りの動きの様子を見る…
なんてことをしていると、
えらい目に遭います。
整骨院業界も随分前から、
広告規制の話がでているにも関わらず、
相も変わらず、
「肩こり腰痛」
「各種保険取り扱い」、
開院記念で100円マッサージ大会の案内チラシ。
ですが…
これらは、
全部、薬機法違反ですw
私も以前、チラシをネット注文したら、
「先生の院は整骨院なので、自費のメニューや
肩こり、腰痛と言った文言は使えないので、
作り直してください」と突っぱねられました。
場合によっては、町の印刷屋さんでも
広告規制を知っていて、
「肩こり腰痛」とか
法規に則していない広告は作らない、
とか、
新聞の折り込みを頼んでも、拒否される、
なんて話も耳にします。
私も再三再四、このブログで
薬機法について話していますが、
年明けくらいから徐々に規制が
入って来るかもしれないですね。
幸い、私はこういったメディアの文言での
薬機法を教えている第一人者の方に
薬機法を習っているので、
今のところ、不安はありませんが、
もし、先生が
「薬機法、やべぇ」となった時は、
ご連絡ください。
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今日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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